会長の想い
木について考えていきます。(20)
#会長の想い
里山用材(木材)利用について(5)
最近、癌の話題が聞かれますが、日本で一番死亡率が高いのは癌と聞いています。 毎日暮らす住宅、安心して暮らす住宅、 でも木の家が少なくなった住宅、又、使ってあっても接着剤を使って張り合わせた木材や合板の住宅、サッシとビニールクロスによって気密性のみを良くした息の出来ない住宅、機械的に制御され自然の空気の少ない住宅、木のぬくもりのない住宅、・・・そんな住宅にすまわれている方々が多くなっています。そのような毎日の生活も中で、色々な有害物質に徐々に侵されているのです。
こんな事例を紹介します。今まで鉄筋コンクリート住宅、RC住宅やハウスメーカーの非木造住宅に住まわれていたお子さんが、アトピー性皮膚炎や小児喘息で週に2,3回病院通いされていました。ご両親の意見で一切建材を使わない住宅を建てました。 それから2~3ヵ月が過ぎますと徐々に体調が良くなり、半年を過ぎる頃には完全に完治されました。
このように、自然の木材は有害な毒物などは一切出さず、むしろ臭いを消したり、殺菌もしてくれる木もあります。又 木の中には薬となり、漢方薬として皆さんが助けられている事もあります。 早く有害物質の建物から身体が侵されない、安心、安全の住宅で毎日の生活を過ごして欲しいのです。 自然の木は裏切らないです。 現代の情報のみに惑わされず昔の住まいにも目と耳を傾けて頂きたいと思います。 古来の人達が培ってきた過去が実証しているのですから。 その為に、里山の木を大切に使い、又育てて行く必要があります。