会長の想い
私からの木の想い(2)
#会長の想い
里山の現状です。スーと素直に伸びた杉の木です、
十数年前までは下枝を払い手を入れられた里山の木々です。
良く見ると木々の下に伐採された杉の木が沢山見えます。間伐された山です。
こんな里山は、あちらこちらに良く見られます。
民家も近く搬出するのも大変ではないはず。
どうしてこんな状態で?
・・・・先人の人達は畑に種を蒔き苗木を育て、
自分の後世の人達の代に役に立てばと夢を託し植林をし、
一生懸命手入れをして来られた里山の木々です。
先人の人達がこの里山の姿を見るとどれだけ悲しがるでしょう。
この杉の山を見ても、
十数年前までは一生懸命植林をされ、手入れをされて来た様子が伺われます。
しかし杉林の中には間伐された木々が放置され、腐り土に返るのを待っています。
なぜ先人の人達が心を込めて我が子のように育てて来た木を、
これ程までの扱いのなってしまったのでしょうか?
国は外国からの輸入材の使用を許可しました。
・・・・・カナダ、米国、地球の裏側から時間と燃料、
多額の経費を掛けて日本に着いた大きな丸太を良い木と評価しました。
設計、製材、建築業者は地元の木から目が離れ、地元の木、里山の木は使いにくいとしたのです。
地球の裏側から来た木が安い、地元の木は伐採し使うには高上がりとなったのです。
どう考えても理屈が合いません、
地産地消、この気候に合った木が一番良いはず。
社寺等日本の国宝級の建物には外材は使用されていません。
地元の木、里山の木
この事を考えて行きます。